ざっし雑詩(君自故郷来)
君自故郷来
応知故郷事
来日綺窓前
寒梅著花未
応知故郷事
来日綺窓前
寒梅著花未
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
君 故郷より来たる
応に故郷の事を知るべし
来日 綺窓の前
寒梅 花を著けしや未や
現代語訳
君は故郷から来たのだから、故郷のことを知っているはずだ。君が出発した日、あの美しい窓の前の寒梅は、もう花をつけていたかい。
原文と書き下し文の対照
君自故郷来 ― 君 故郷より来たる
応知故郷事 ― 応に故郷の事を知るべし
来日綺窓前 ― 来日 綺窓の前
寒梅著花未 ― 寒梅 花を著けしや未や
鑑賞
聞きたいことは山ほどあるはずなのに、尋ねるのは窓辺の梅のことだけ。その一点に、故郷と家族への思いがすべて集約されています。
日本で親しまれる理由
「寒梅花を著けしや未だしや」
語句
- 来日
- こちらへ来る日、出発の日
- 綺窓
- 美しい模様の窓
- 著花
- 花をつける
作者
王維の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
三首連作の第二首。