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のうをあわれむ憫農

李紳|中唐|五言古詩(絶句体)

鋤禾日当午
汗滴禾下土
誰知盤中飧
粒粒皆辛苦
詩

※日本で一般に読まれている本文によります。

書き下し文

禾かを鋤すきて日ひ 午ごに当あたる

汗あせは滴したたる禾下かかの土つち

誰たれか知しらん盤中ばんちゅうの飧そん

粒粒りゅうりゅう 皆みな辛苦しんくなるを

現代語訳

真昼の太陽の下で苗の間を耕すと、汗が苗の根もとの土にしたたり落ちる。誰が知っているだろう、お皿の上のご飯の一粒一粒が、すべて苦労のたまものであることを。

原文と書き下し文の対照

鋤禾日当午 ― 禾を鋤きて日 午に当たる
汗滴禾下土 ― 汗は滴る禾下の土
誰知盤中飧 ― 誰か知らん盤中の飧
粒粒皆辛苦 ― 粒粒 皆辛苦なるを

鑑賞

「粒粒皆辛苦」は食べ物を大切にする心を教える言葉として、中国では子どもが最初に覚える詩の一つです。

日本で親しまれる理由

「粒粒皆辛苦」

語句

禾
穀物の苗
飧
食事、ご飯
辛苦
つらい苦労

作者

李紳の生涯と作品一覧は作者ページへ。

作られた背景

李紳の「憫農(古風)」二首の第二首。「鋤禾」とも題される。

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