かんじゃくろうにのぼる登鸛鵲楼
白日依山尽
黄河入海流
欲窮千里目
更上一層楼
黄河入海流
欲窮千里目
更上一層楼
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
白日 山に依りて尽き
黄河 海に入りて流る
千里の目を窮めんと欲して
更に上る一層の楼
現代語訳
輝く太陽は山の端に沈み、黄河は海へと流れていく。千里の果てまで見きわめようと、さらにもう一階上へと登る。
原文と書き下し文の対照
白日依山尽 ― 白日 山に依りて尽き
黄河入海流 ― 黄河 海に入りて流る
欲窮千里目 ― 千里の目を窮めんと欲して
更上一層楼 ― 更に上る一層の楼
鑑賞
前半の雄大な景色から、後半「もう一段上へ」という意志へ。向上心を表す言葉として今も愛される、明快で力強い一首です。
日本で親しまれる理由
「更に上る一層の楼」
語句
- 白日
- 輝く太陽
- 窮
- 見きわめる
- 一層
- 一階
作者
王之渙の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
鸛鵲楼は山西省永済にあった楼閣。作者は朱斌とする説もある。