ぐうせい偶成(少年易老学難成)
少年易老学難成
一寸光陰不可軽
未覚池塘春草夢
階前梧葉已秋声
一寸光陰不可軽
未覚池塘春草夢
階前梧葉已秋声
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
少年 老い易く学 成り難し
一寸の光陰 軽んずべからず
未だ覚めず池塘春草の夢
階前の梧葉 已に秋声
現代語訳
若者はすぐに年をとり、学問はなかなか完成しない。わずかな時間も無駄にしてはならない。池の堤に春の草が萌える夢からまだ覚めないうちに、階段の前の青桐の葉には、もう秋風の音がしている。
原文と書き下し文の対照
少年易老学難成 ― 少年 老い易く学 成り難し
一寸光陰不可軽 ― 一寸の光陰 軽んずべからず
未覚池塘春草夢 ― 未だ覚めず池塘春草の夢
階前梧葉已秋声 ― 階前の梧葉 已に秋声
鑑賞
「少年老い易く学成り難し」は勉学のいましめとして日本で特に有名。後半の美しい比喩が、時の速さを印象深く伝えます。
日本で親しまれる理由
「少年老い易く学成り難し」。朱熹作は疑わしいとされる
語句
- 光陰
- 時間
- 池塘
- 池の堤
- 梧葉
- 青桐の葉
作者
伝 朱熹の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
伝統的に朱熹の作とされてきたが、朱熹の文集には見えず、近年の研究では日本の室町時代の禅僧の作とする説が有力とされる。