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ばいか梅花

王安石|北宋|五言絶句

墻角数枝梅
凌寒独自開
遥知不是雪
為有暗香来
詩

※日本で一般に読まれている本文によります。

書き下し文

墻角しょうかく 数枝すうしの梅うめ

寒かんを凌しのぎて独ひとり自みずから開ひらく

遥はるかに知しる是これ雪ゆきならざるを

暗香あんこうの来きたる有あるが為ためなり

現代語訳

垣根の隅に数枝の梅。厳しい寒さに負けず、ひとりで花を開いている。遠くからでも雪ではないとわかる。ほのかな香りが漂ってくるから。

原文と書き下し文の対照

墻角数枝梅 ― 墻角 数枝の梅
凌寒独自開 ― 寒を凌ぎて独り自ら開く
遥知不是雪 ― 遥かに知る是れ雪ならざるを
為有暗香来 ― 暗香の来たる有るが為なり

鑑賞

白い梅を雪と見まがいながら、香りで梅と知る。寒さに耐えて咲く梅に、孤高を貫く作者自身の姿が重なります。

日本で親しまれる理由

「墻角数枝の梅」

語句

墻角
垣根や塀の隅
凌寒
寒さをしのぐ
暗香
どこからともなく漂うほのかな香り

作者

王安石の生涯と作品一覧は作者ページへ。

作られた背景

王安石が政界を退いて江寧に隠棲していた晩年の作とされる。

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